PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

いちおし! 映画『人生ここにあり!』関西や上映中の各地の人も、今すぐ見るべし

zinnseikoko

いちおし! 映画『人生ここにあり!』関西や上映中の各地の人も、今すぐ見るべし

だいたい、映画であれ、ドラマであれ、自らの人生よりうすい内容だと、ほとんど退屈で、あきあきして、あくびが出てしまうことが多いんだ。たまに、ほんのりいいヤツってあるんだけどね。

数カ月前に見た『闇の列車・光の旅』。ラテンアメリカの貧困と、それに伴う心の光と闇の乱射、その只中での人間の悲喜劇を、味わいつくしてしまった私にとっては、どの登場人物も、かつて関わった私の生徒たちを彷彿として、たまらなかった。国境の向こうには、夢が、希望があると信じて、命がけで旅する若者たちを襲う修羅場の数々。

関西クィア映画祭で見た『サーシャ』は、レズビアンの映画だと、その名前から勝手に思ってしまって、ゲイの映画だってことはさしおいても、やっぱり、「移民」と「性的マイノリティ」の二つの踏み絵が交差する醍醐味があった。ホモフォビア…同性愛嫌悪をつきぬけて、命がけで、認め合い許し合うに至る、ある移民一家の物語は予想以上だった。

いい映画は、私はその中に入っちゃうんだよね。で、クライマックスで号泣している。「号泣」はたまに、私には危険な領域に入ることを意味するから、すごく最近は気を付けている。大丈夫。ちゃんと、日本の今の現実に返れたぞ、の確認が大切。

さて、前置きが長くなっちゃったけど、『人生ここにあり!』は、今の私の最大のいちおしです。統合失調症と深く関わる人はもちろん、そうでない人にも、ものすごい説得力と波乱万丈の面白さと、人間の底なしの絶望と希望の錯綜と、その只中でのでっかい笑いとが、渦巻いて、心の問題、魂のゆくえに、なにものかを見出したい方々なら、誰でも必見いちおしです。

見始めて、「ありゃりゃ、私の人生と同じくらい濃いかも」と思ってました。これは、めったにないことです。いやあ、ほとんどないことです。
それから、30分も見ないうちに、もう1度、否、5回くらいみたいなあと思っていました。これも映画好きで、それゆえ映画にきわめて厳しい私めには、とりわけ珍しい現象でした。つまり、この映画の中にずっといたくなってしまったのです。

ベロ亭特有?? の、極限の大笑い、というのは、知る人ぞ知るってところで、何人かの濃い、こおおい、ベロ亭経験者は味わっているはずです。

13年前に息子が統合失調症を発症したとき、そこにかけつけた私とサナエと、息子のパートナーのタンポちゃんは、若手のまだまだ新米の先生に、息子が「診察」されているときに、笑い出してしまいました。このネタはもったいなくて書けません。息子が言っていること、この先生は、「妄想」と取るだろうなあ、というのが、私達の笑いの素でした。

それから、キャラバンでものすごく準備が大変になると、私はよく、くたばりながらも、がはは笑いだしたものでした。もう笑う以外にない限界状況というのは、人を鍛えに鍛えます。
ベロ亭のことを大真面目な、深遠な人生哲学を持つ、大先輩とだけ、「かんちがい」している人は、この映画を通して、ベロ亭研究の視点を変えることをおすすめします。

ははは、本当に私達のこと、「高齢者」として研究しようとした大学院生がいるんだけど、あの人、この映画の奥行きとおもみと軽味とがセットになった、本物の真面目に真面目で、そこのところを突き抜けたからこそ笑える笑いを、はたして理解できるかなあ。
彼女の研究をお断りしたのは、それは無理やろう、と判断したからです。

私はこの映画の中にずうっといたい。この映画の中の、メンバーの一人でいたい。それは、紛れもない私自身の切なる願望です。まともすぎるゆえに「狂った」一人でいつづけたい。
きっと、また見ます。福井でも上映に至るように、あのケンカ売りつけたメトロ劇場のオーナーが営む映画館の投書箱にも、上映希望映画として、入れましょうかねえ。

それから、自閉圏の方たち、統合失調症のぎらっとした人達の中に、もっと底光りする存在感で、一人、自閉症の人が、一言も語らないままに、ものすごい存在感で映画を光らせていたこともお伝えしておきましょう。

えーい。
トーシツもジヘイも、バンバンザーイ!
そして、「ふつう」のつもりのあなた、なあんにも病気の知識も障害の意味も知らなくとも、人間としての情熱と思いで、人と人がここまで困難を乗り越え、笑いと涙と共に、精神科病院をなくすまでに至った、イタリアの現実の一端にこの物語を通して触れることは、大きくて深い、限りない意味があると思いますよ。

ばかにすんなよ。
トーシツも、ジヘイも、おおいなる特性なんだからな。
奇妙奇天烈でありながらも、最も人間的とも言える、おおいなる特性なんだからな。

その現実を、イタリア的ラテンのノリと、底深い笑いと涙の中で知りたい方は、映画『人生ここにあり!』必見です。
ちなみに、原題は、Si puo fare 「やればできるさ」、くらいの感覚。
ついでに、ラテン系の言葉を少しでも知っている人は、
イタリア語のリズム、なかなか楽しめます。

そう、私達がこの映画を見た時、その一回前のを見た人たちが上映館から出てきた時の顔を観察させてもらいましたが、まあ、三人に一人は、目が真っ赤でしたね。リサーチもちゃんとさせていただきました。はい。

では、関西方面のご案内です。

梅田ガーデンシネマ
9月30日まで   12:20から  19:10から
10月1日2日   10:00からのみ
   3日から7日   10:30からのみ

京都シネマ
10月7日まで   12:25から  14:45から  17:05から
10月8日から14日   20:00からのみ
10月15日から 時間未定

神戸の  元町映画館

9月30日まで   2:50からのみ

それにしても、都会に住んでいる人って、
かえって、溢れる情報から必要なことを把握する努力を放棄してるんだね。
これを奨めてあるいていたら、
誰も知らないことに驚いてしまった。

私はこういう情報を、とりわけド田舎に住んでいるから、
どんどんほしい。でも、35年間、誰からもそういった情報が届いたことはない。
不思議。
読んで良かった本とか、レコードとかでもね。

人は、自分がしてほしいことを人にするんです。

さて、今、あるピアサポートグループに属していて、
その存続の、きわめて厳しい危機の中で、
この映画を見た、ある方の今さっき届いた携帯メールへの感想。
「会のこれからの予告編みたいでした.」

がはは、笑ってしまいましたよ。
そう、この映画を見たら、どんな危機も、笑って乗り越えられる、
そんな気がすると思います。
大泣きしながらもね。

ケイコ
スポンサーサイト

| 映画・ドラマ・本より | 16:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://puentenokai.blog26.fc2.com/tb.php/899-095c2fca

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。