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映画「キッズ・オールライト」公式サイトに、ケイコのコメントアップ(翌日加筆)

ロードショー公開まであと四日を切った、昨晩遅く、
映画「キッズ・オールライト」の公式サイトの、
「著名人の皆様からのコメント」欄に、
私、ケイコのコメントというべきか、批評文というべきか、
その中間か、当事者としての紹介文、推薦文というべきか、
そのようなものが、
ようやくのこと、とうとうアップされました。


原稿を出してからも、もう一ヶ月ぐらいかな。
震災やら、そりゃあ、東京もごたごたしているから、
配給会社さんも大変なんだろな、
と思いつつ、待ちに待ってのやっとのアップです。

どうか、皆様ごらんください。

日本にも「レズビアン」は勿論のこと、
こんなふうに「レズビアンマザー」も健在なり、
それも35年前から、シッテンバットウ、七転び八起きしながらやってますぞ、
という心意気を、若干控えめにおさえて、
私なりに丁寧に考え抜き、いろいろな方々の意見も拝聴の上、
ここまでは書きたい、書かなければというところで出来上がった、
そんな「キッズ・オールライト」の推薦文であります。

正直言って、やや辛口。だから、観たいと思う人こそ、ホンモノの映画ファン。
そう信じています。

CINEMA SELECTION の中の映画評には、
「永」さんという方が、
「…こういう家族があるのか、と驚いた。でもアメリカならあるだろう、
とも思った。」
と書かれています。きっと、こういう映画評、出るだろうなあ、と思ってました。
そして、思ったとおり出ましたねえ。

おそらく、私は著名人ではないはず。
ただ、「ハートをつなごう・ゲイ・レズビアン特別編」出演者として、
それも、レズビアンマザー歴35年の当事者として、
こっそり、否、堂々と、あたかも著名人入りしたかのような、
そんな欄ですが、一応私の意識は著名人ではないんじゃない、って感じであることは、
余計なことかもしれませんが、お伝えしておきますね。

案外、あの番組「ハートをつなごう」でそんな仲間入りを果たしていたとしたら、
まあ、私としては想定外、まあ、そんなこといいや、
とにかく、書きたいこと、伝えたいこと、ってのは、
日本のセクシュアルマイノリティも、
アメリカ映画の魔術だけに取り込まれることなく、
しっかりこの映画を観てほしい、そんな気持ちなんだってことです。

私のコメント欄の内容は、見てのお楽しみとして、
その横の、ホントのホントの「著名人」様様のうち、
私が心から、うーむ、よっしゃあ!! と頷いたり、うなったりした
二つをここに挙げて、その心は、という辺りをご説明します。

映画ライターの相馬学さんの
「ティーンも大人も傷つけあう『キッズ』、
それでも『オールライト』と言わねばならないのだから、人間は切ない。」

この短い言葉にこめられた奥の深さ。なかなかのものだなあ、とうなってしまう。
そう、親のふりして、私達も死ぬまでどこか「こども」の部分を持っている。
持っていていいとも思う。全く、百パーセント大人になった大人って、
私の側から言ったら、それってこわいよね。

つまり、このホームドラマ的映画にこめられた、母親と子どもたち、という役割をこえて、
人間は皆、さしずめ、オールライト、って言っていかなきゃ、やっちゃられねえよ、
って辺りを、ずばり短い言葉で言い切った、その言葉の魔術に脱帽。

原題は、「子どもってものは、なんとかなるさ、大丈夫、そうオーケー、オールライト」
ってな、もんでしょう。その原題の賢明さを、まあ邦題はややぼかし気味ではあるけれど、
そのもとの英語の原題の持つ意味すら越えて、こう言い切れる人って信じられるなあ。

子どものすばらしさというか、
親たちのいさかいなどものともせず、子どもが育ち行く「つよさ」だけ、
言いたいわけじゃあないと、というか、
そうとあえて言わずとも、問わず語りに語られている映画の奥の奥の深層を、
この映画を観て、どれだけの人が思うのか。
こりゃあ、深いぞ。この相馬さんって方のものの視かた。

もうひとり。私の長いコメントの横の短い中のお一人のもの。
ライターの須永貴子さんのもの。
「この映画を観ながら一緒に笑いあえる人となら、
年齢も性別も民族も宗教も関係なしに、家族になれる。」

まさにー。
最初に観たとき、相方のヒデコと二人だったけど、
あちらこちらで、くすくす、
時々、声上げて大笑い。
でも、試写会なんかで観ていたとしたら、私達の笑い、
もしかしたら、その場で浮いていたかもなあ、なんて思わなくもなかつた。
だって、ある人が言っていた。
試写会場では、ここで笑ったらいけないんじゃないかって、
どうやら我慢していたらしい、
異性愛者らしい人たちがいたということも聞いていたから。

笑っていいのよ。笑いたいところでは。

ただし。

ただしね。そこには、「偏見」も「揶揄」も、
ある種、差別的侮蔑的傾きで入っていたとしたら、
それは困る。やっぱり困る。

それでも、笑った後に、じわじわとそんなはずの笑いが、
いつの間にやら共感の笑いになっている可能性も大切に、大切にしたいもの。

だから、笑えばいいんだよ。泣けばいいんだよ。

話は変わるけれど、
私達の『ハートをつなごう』の番組の中で、
私があの外の食卓で「このパン、おいしい」っていうシーン、
ものすごい確率で、観ていた人のほぼ99パーセントを笑わせていたらしい、
と、昨日の北海道の友人との電話で確信した。

電話で感想を聞いてみると、まず先に、誰もがなんでえ?ってほど、
あのシーンを挙げるもんだからね。

ある人が言っていた。
「あの伝説的な『パン、おいしい』シーンね」って。
いやはや。

年齢も性別も民族も宗教も関係なしに笑えた人。笑えるはずの人。
それは、私にとってあのスリランカ人の生徒さんで、
フォトジャーナリストでもあるブディカさん。

彼は母国で、レズビアンでもあるアクティビストの女性が、
とても大変な中、果敢に頑張っていることを私に伝えたことがある。

それから、私の大きめのコメント欄の横の何人かの一人に、
私達の番組当日に『観る会』を開いてくださった、
大切な方、新宿二丁目の 
バー・モーテル の オーナーの チガさんの言葉もあります。

「レズビアンマザー万歳!! 
肩書き重視社会がオカシイと気づきはじめてる皆さん必見です。」

いつかお会いできたら、肩書き重視社会とレズビアンマザーとの関連を、
しっかりと伺ってみたいなあ、とひしと思っています。
肩書き重視社会。懐かしい言葉だなあ。
私にとっては、42年前にバイバイしちゃったから。
だから、直感的にわかることはあるのですが。

さて、ここで、
ひとつ重要な情報を加える。
この映画の舞台のアメリカのこの州では、
遺伝子上の親になんとか結びつく制度が確立しているようだが、
そうではない州もあるということ。

そこでは、子どもが、生まれた瞬間に持った、
自らの最も素朴でシンプルなアイデンティティを喪失したまま、
精子バンクが商売であるというために持つ壁に立ちはだかれて、
自らの生物学的ルーツを知りたいという、
欲求さえ満たされることなく、生きているという問題が
いまだ解決されていないということ。

多くのヨーロッパの国では、
人工授精が公的機関によってなされているため、
きちんと子どもの側の知る権利が保障されていること。

そういった背景を知ることなく、
人工授精で子を持つことばかりが新しい、
という思いに囚われることが、
この日本でもなければいいけどなあ。

という、私の切なる祈りを記して、このブログをそろそろ結ぼうかな、というところ。

この映画を観てから、
録画してある私達の「ハートをつなごう・ゲイ・レズビアン特別編」をもう一度観てみたり、
まあ、ネット上にまだ出回っているしで、探してみたりも、
よかったらしてみてくれると、私としてはもっともっと嬉しいかな。

そうして、アメリカだけでもなく、
日本だけでもなく、ヨーロッパやオーストラリアだけでもなく、
まだけっして、性的マイノリティが許されていない国ですら、
レズビアンが存在し、レズビアンマザー予備軍が存在することを、
けっして私は忘れたくない。

そう心から思う。

もちろん、ゲイ、そしてゲイファザーのこと、
日本でのその可能性なり、
もしかしたら、すでに存在する
不可視のその存在をも忘れず思ってもいますからね。

もちろん、トランスの人たちの親としての苦闘と喜びも。

キッズ・オールライト公式ホームページ↓

http://allright-movie.com/comment.html
ケイコ

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| 虹色カミングアウト | 15:00 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

キッズ・オールライト、見てきました。
1回目見て、納得できず、もう1回見ると見方が変わると聞いて、もう1回。
でもやっぱり納得できませんでした。
いろんな納得できないがあったけど、1回目に見た直後にすぐに浮かんだのが、ケイコさんのコメントでした。
「アメリカの中流社会って、レズビアンの思春期の子供すら、こんなに甘くていいのね」
という部分。
映画を見る前に読んだときは辛口ではって思ったけど(一般的にこの手の推薦文は無批判にほめているものが多いから)、でも全然辛口じゃないな、と。見ていてスクリーンに向かって「甘い!」と言いたくなる気分でした。
それに、kids are all rightって言うけど、本当はこれからなんじゃないか?と。キッズも大人も。
この先を見てみたい、と思いました。

それから、ケイコさんが指摘されて、レズ→レズビアンに直してもらったという字幕、これも見た後に、あ、あそこだ!と気がつきました。
あれは「レズ」だとおかしなことになりますね。娘が、母親のレズビアンである部分をも批判しているニュアンスが出るから。
でもあそこ、映画を見た後に入手したscreenplayを見ると、「lesbian」の文字がないんです。元々は「perfect family」のみ。でも映画では「lesbian perfect family」になっていました。
現場で撮影中に、やはり必要だと感じて監督が足したセリフなんだと思います。そこに誤解を生じさせるような「レズ」という字幕がつかなくて、本当に良かったと思います。

他にもまだまだ書き足りないのですが、明日自分のブログにアップしたいと思います。
不満はたくさんあるけど、レズビアンマザーとその家族がこうして映画で取り上げられたことは意義のあることだと思うし、いろいろな意見や感想が聞けたらと思います。

| koo | 2011/05/13 22:55 | URL | ≫ EDIT

ある試写会では、笑っていいはずのところで、皆さんシーンとしていたそうで、こんなブログの記述になった面もあります。各試写会、そして今日から始まる会場ごとに、笑いの巻き起こるところ、涙、そして、人によってはしらけるところ、まあ千差万別なんではないでしょぅかねえ。
最初に書き込んでくれた方、ここに私達の番組やらキッズオールライトへの感じ方など書いていただければ。
確かに、私も、一回目、二回目では、感じ方観かたが違いましたね。その辺も是非、この欄に皆さんに見える形でどうぞ。

| ケイコ | 2011/04/29 11:24 | URL |

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| | 2011/04/27 01:48 | |















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