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番組を通して「のえルーム」が持った意義は伝わったか…あゆみさんの手紙を中心に

随分以前に、そう番組放映後、そんなにたってはいない頃、携帯メールで長いお便りを頂いていたにも関わらず、
私は、のえの友人だったあゆみさんに、なかなかお返事できないでいた。
様々な反響に良くも悪くも、もまれ疲れていた時期だったのではなかったかな。

携帯メールだったから、余計その手紙の重要さを継続して思うことができなかったのもある。
私はもっぱらパソコン打ちのほうがめちゃ早いとか、そんな便宜的な事情にも、人の波のような反応にひしと我を忘れないことのみにとどまる努力をしている時には、結構左右されるということもある。

彼女の手紙は、あの番組を通して、のえの「自死」を受け止められずにさまよっていた彼女の気持ちが少しでも整理されていったそのことを語ってくれて余りあるものなので、ご本人の了解を得てここに、全文を掲載する。

『あの番組を通して「のえルーム」の意義は伝わったか』という、
私にしては、もしかしたら、のえの生と死をこえてすら、大切で厳粛で切実な課題が、
ここでは、余りにも明白に、切実に、
過不足ない言葉で語られていることがとりわけ身に染み渡っていく。
以下、全文。

ごぶさたしています。
京都のあゆみです のえの友達です。ケイコちゃん、ヒデコちゃん、お体の調子はいかがですか・
先程は突然、携帯電話にかけてしまってごめんなさい。
ハートをつなごう を見ました。
新聞で見て、あっ、きっとヒデコちゃんとケイコちゃん のえの家族の話だとすぐに分かり録画して見ました。

ちょうどインフルエンザで寝込んでいたのですが、友人からも電話で「今のえさんの番組してるよ知ってる・」と知らせがありました。その友人は のえが一度京都の子育てサークルで、こどもたちや母親たちの前でうたを歌ってくれたのを覚えていて、かけて来てくれました。

留守電にも入れましたが、京都駅でケイコちゃんとお話したり オープン前ののえルームに一度 行った時を最後に、私の中で 時間が止まってしまっている状態でした。のえのうたも聞けず、写真も見られず、ベロ亭のHPも見られなかったのですが(すみません)、番組は自然と見る事ができました。

久しぶりに見たのえの写真、聞いたのえの声に、ただただ涙、込み上げる感情をそのままに、テレビの前に座り込んでいました。機会を与えてもらえて、本当に感謝しています。あまりにも、のえやケイコちゃんヒデコちゃんから与えてもらったものの大きさに、何もお返しできていない自分を悔いるばかりです。

番組に携わる中で、私の想像を絶するような様々な思いがあったことと思います。

しかし、番組中のおふたりの深い言葉が身に染みて、今一度、のえとのこと、生きていくことに向き合う気持ちが持てました。おふたりに会いに、ベロ亭へ行きたいと思っています。体調や都合など、色々あるかと思いますが、春休みに時間が作れそうなので、ご都合を聞かせてください。

日々の中で 時々 のえの事をふと考えたりすることはあっても、何もできない自分にぼう然となるばかりで、どこかで感情に蓋をしてきました。しかしながら、今 市立の小学校で発達障がいと言われるこどもと関わり支援の仕事をしていく上で、のえのことが、心の根っこで支えになっていることも事実です。高機能自閉症の長男を育てる中、自分自身も 大いに発達障がいだと感じています。

自分のことばかり書いてしまいましたが、とてもおふたりに会いたいです。
そして のえに伝えきれなかった分もふくめて、感謝の気持ちをいっぱい いっぱい伝えたいです。

生身の身体で 会いに行きたいです。

あゆみ

彼女の携帯メールを自分のパソコンに送りなおして、今さらながら読み返して、涙があふれました。そのくらい、番組の直後は、しみじみこの文面の意味をかみしめる余裕がなかつたことを思います。

ところで、あの番組を通して、はっきりと明白に、「のえルーム」の意義を意識して一文にまとめてくださったのは、あのスナガワヒデキさんお一人かな。彼のブログ、One Voice の2月23日付けの「レズビアンマザー」と題した文章の一部に、こう記されている。

実は、最近、お子さんの一人を自死という形で失ってしまったお二人…。そのことに、そして、亡くなった彼女に向き合う方法に、心を動かされた。歌を歌っていたという彼女のファンや音楽仲間と、絆を結ぶ様子は、人と人がつながる意味を教えてくれるかのようだった。

「『のえルーム』のこといつ思いついたの?」と訊いたのは、地元で放映二日目に持たれた、一緒に観る会に駆けつけてくれたある方だった。彼女は大切な人を亡くしたあと、こういったことをすることを思いつかなかったことを振り返っている、という様子で、間接的にその意義に気づいてくれた一人とも言える。

二日目だけを観て、でも、のえのあの歌声に心動かされた音楽マニアの男性が、のえの歌声を今も聴けるマイスペースに行き着き、何曲も聴き、その上で、のえの掲示板に、ニーナ・シモンを初めて聴いたときの衝撃に近いものを感じた、と書き込んでくれたこともある。

が、あの番組、本当は、一時間を途切れなく流すべく構成になっているにも関わらず、30分ずつ切れ切れ。
二日目だけ観たという人に、「おもくて、とても録画してある一日目を観る気にならなかったのかも」といった声も聞こえてきてりしている。
冗談じゃないよ。こちとら命削って、娘が「自死」した事実、その痛みをどう友人や家族で分かち合ったのか、まで、あなたの前に差し出しているんじゃないの。それが判らんのかい。そんなに、「死」は忌み嫌うべきものなのか。そんな思いが募る事態もなきにしもあらず。というか、結構ある。

でも。
でも。
例えば、NHKの虹色LGBT特設ネットサイト? に掲載された「お二人の覚悟を感じました」に代表されるような、あえてか、おのずとか、はともかく、「のえルーム」のことに触れずとも、そのことも含めて、私達二人のことを思って書かれたと思われる、メール、手紙、には数々出会っていると言っていいのかもしれません。

このNHKのサイトのこの一文の中で四十代というその方は、こうも書いています。

本当に、お二人の覚悟というか決意をひしひしと感じる内容でした。(中略) ほんとうに「さらけだし」てくださっていたことの『覚悟』『思い』を考えます。世代を超えた「愛」を私達は受け継ぐことができるのでしょうか。

この方は、おそらく私達とは一切面識のない、一視聴者と思われます。

そして、勿論、たくさんの暖かいエール、言葉にならない思いを探しつつたどる手紙、などなども届いています。
こういった方々は、二日目の描き方が、あゆみさんが、のえの友人ゆえに、その長い葛藤の末に、選ばれた画像のひとつひとつが、その言葉の一字一句がしみていったように、たとえ、あゆみさんほどの切実さはなくとも、届いていった方々なのだと思います。

一方で、次の日記でヒデコが書いているように、意外にも多くの方々、それも親しいはずのレズビアンマザー当事者、友情を年月をおいても一瞬にして確認できるような異性愛者のフェミニストたちから、何の反応も送られていないことも、今のところの真実です。

良くて、忙しくて録画したものを見られず時が過ぎて、ああ見逃したまま、地震、原発、の現在の荒波の只中に、巻き込まれた方もいるやもしれません。

まあ、セクマイの私達のことなど、結局、人事の方もいるかもしれません。人って、まあ正直、良くも悪くもね。
また、テレビという媒体がもたらす安易さが、私達の覚悟や決意を、
画面という魔術で薄めてしまった場合もあるでしょう。

それでも、二日目だけ観て、「つらい、おもい」なんて言うのだけは、こんりんざい聴きたくないワイ。
つらくとも、おもくとも、その向こうにあるものを見ようとしたとき見えてくるもの。

それを共に見ようとする人にだけ見えるものを、共に大事にしようとするとき、
二日目から観ても、一日目だけ観ても、番組のほんの一部を観ても、まあ伝わるものは伝わるはず。

でも、映画のラストだけ観て誰も感想やら感慨やら言わないでしょう!!
やっぱり、通しで、一日目、二日目と順を追って観てほしいのは、
まあ、自明の理なんですがね。
そう、あれが、一つの完成されたドキュメントであることだけは、忘れないで欲しいと思います。

最後に、カザマタカシさんというあるゲイの男性からの番組へのコメントを掲載して結びたいと思います。

ドキュメンタリー映画を観ているようで、
一筋縄ではいかない現実と二人の営みが伝わってきた秀逸な番組。

なんでやろ。ゲイの男性の方が、素直にコメントや感想を、しっかりとした言葉で寄せてくれる。
この番組が波及した上で、起きているちょっと不思議な現象。
なんでやろ。

なんでやろなあ。ふ・し・ぎ!!!とっても不思議。

ケイコ









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