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この番組を通して、天国にいる大切な人たちも繋がりますように…

「ハートをつなごう」の「ゲイ・レズビアン特別編]の、もうひとつ潜むテーマてして、娘ののえの『自死』のことが、「のえルーム」と共に描かれることを意識して、大阪の自死遺族の会「ぬくもりの会」と名古屋の「リメンバー名古屋」の、かつて一度でも会った人たちや、そのメーリングリストに、この番組のお知らせを、『自死』した大切な人に思いを寄せる人向けに、精一杯丁寧に書き直したお知らせを少し前に送った。

すでに、三人から、そのお返事をいただいている。そのどれもが、胸がふるえてくる内容を含んでいる。一人一人に、敢えてお許しをいただいて、ここに掲載させていただくことにした。『自死』が個人的なものでは終わらない側面をも含めて、深く何かをこの番組を見る人に刻んでいただく上でも、彼女たちのお手紙の一言一言はかけがえがない。

一通目。大阪の「ぬくもりの会」のハヤシカズコさんから。
「自死遺族五年生です。
MLへのお知らせありがとうございました。読みながら、「すごい勇気だなあ」って思いました。取材を受け、番組を創りあげてきたこともすごいし、このMLに知らせてくれたこともすごいと思います。
私にもレズビアンの親友がいます。かなり大切な親友かな。ごくごく普通の子だし、感受性が豊かでアートが得意です。でも、子どもを二人も亡くすという辛い体験もしてます。
そんな彼女とは、何でも話します。生き方や恋愛話、男友達のことも。辛いことも楽しいことも。今では家族以上の家族って感じです。
「ハートをつなごう」ビデオが壊れてて録画できないんで、二夜見れるかどうか???ですが、バイトを早めに切り上げて、是非見たいと思います。」

自死遺族限定のメーリングリストに、私たちの番組のことを知らせることすら、本当は大変なことでした。
そのことをも「すごい」と気づいてくださっていることに、ほろりとしました。
また、レズビアン当事者の親友の存在。そんなふうに、二つのマイノリティ性を、私たちと同じように行き来できる人がここにもいた、ということは、とても心強いことでした。
願わくば、録画ができますよう。テレビの時間に間に合いますように。

実は、このブログへの掲載許可のお返事には、もっと威勢のいいお言葉が。
「世の中の人って、結構『食わず嫌い』なところありますよね。
自死遺族もLGBTも全然マイノリティじゃないのにね…。
今の世の中にしっかり適応できてる人の方がヘンじゃないの?って思うときがあります。(笑)」


二通目。「ぬくもりの会」と「全国自死遺族連絡会」の「ガーデンティアラ」さんより。
「名古屋でお会いして以来、ご無沙汰しています。中略『のえルーム』にはお邪魔できず残念でした。
のえさんの歌声は、今も私の耳に残っています。
ハートをつなごう、拝見させて頂きたいと思っています。
中略
亡くなった命を、亡くなった大切な人の事を忘れないで欲しい…
一生懸命に輝き生きた命があった事を知ってほしい…
と思うのは、遺族のエゴでしょうか……?…。
どんな形でも、どんな方法でも、
亡くした大切な人が残してくれたモノと一緒に、
生きている遺族がいるという事も、
広く知って貰いたいと私は思っています。
まい、お会いできる日を楽しみにしております。お体ご自愛くださいませ。

この番組を通して、天国にいる大切な人たちも繋がりますように……。」

最後の一行に号泣しそうなほどの、彼女の悲しみの大きさ、おもみを感じました。
それは私の中のそれと共鳴しました。瞬く間に。
それにしても、遺族の自然な思いまで、「エゴ」と思わせるような言動や、
無理解か゛まかりとおっていることを、私も知っています。
それは「エゴ」ではありませんよ。私は彼女に声を大にして言います。
「のえルーム」の意味を、ただ娘の遺したモノにしがみついている親の行為、
としか思わなかったある心無い、のえの友人という匿名の人物のことを、
私は即座に思い出しました。
多分、その人は、亡くなった人の存在を思い出す、そのおもみ、その痛み、
そのかけがえのなさ、から限りなく遠いところに、少なくとも今はいるのでしょう。
残念なことです。
人の心は底なしです。その底なしさを、良い方向へと慈しむ行為へと、
つなげつづけたいというのは、私だけの願いではないはずです。

ちなみに、「ガーデンティアラ」とは、トルコ桔梗の新種で、この方が特別の思い入れのある花の名前です。
詳しい説明もいただきましたが、それについては、いずれゆっくりお伝えしようと思います。

三通目。やはり「ぬくもりの会」で出会った方からのもの。
「のえさんのギター、ペルーのお人形は、ちゃんと出していますよ。
私は数台ギターをもっているんですが、名前をつけるクセがあるんです。
のえさんのギターには「のんち」と呼ばせてもらっています。
番組、もちろんブルーレイに録画しますよ。
私にはゲイの友達がいます。今のご時世「おねえブーム」で、
今でこそ、マスコミにもてはやされていますが、それはテレビだけの世界であって
、現実は甘くないと彼(彼女)は言います。
中略
世間では「理解ある社会」なんて言っていますが、現実はとんでもない事です。
人間扱いされていない人間がどれほどいることでしょうか…。
なぜ、生きにくい人か、こんなに多すぎるのでしょうか…。中略
テレビの向こうで、お二人にお遭いできる事を楽しみにしています。」

彼女は、去年三月の最後の「のえルーム」週間の一日に来て下さり、ご自分の大切な、痛みに満ちた体験も話してくださいました。そして、のえのギターを持っていってくださいました。

それぞれの、自死した大切な人にはせる思いが、いとおしく切ない。
番組で「のえルーム」を、天国からたくさんの人たちが見ていることを、
忘れたくないと思っています。

2月17日

この後にも、以下のメールをいただきました。

「ぬくもりの会」の中心的メンバーで、あの『抱く者』という、沢山の自死遺族の話を聞いた後に、かけがえのない詩を書いて、動画にもしたタウチヤスヒロさん。『抱く者』には、本当に自死に思いを寄せる人たちの思いが、ぎゅっと凝縮している気がしたし、その密度、そのリアルさ、その奥行きには、胸深く打たれたものです。
「時がたつのが早いですね。のえさんのもので囲まれた部屋で、みなさんとお茶をすすっていたのがなつかしいです。番組は、ケイコさん、ヒデコさん、のえさん、三人の共同作品ですね。楽しみに見させていただきます。」

おっと、待って。確かに三人の共同作品というお気持ちはありがたいのですが、他にも生きて今言葉を発することができる、のえの「キョーダイ」たちも出ているんですよ。それに友人たちも。一応念のため。
タウチさんは、のえの追悼一年目の「一年目の、のえと語る会」にも来てくださったのでした。

「リメンバー名古屋」からは、一通だけ届いています。
「私自身も数年前に、番組に出演したことがあります。
テレビに出ることの覚悟、意味、怖さ……さまざまなことを感じました。」

名古屋での出会いは、一回きりでしたが、とても鮮明に残っています。
それぞれの悲しみ、痛みの大きさ。
たとえ、会の中心で動いていてさえ、
いえ、だからこそ、その、たとえようのないつらさを、
ほんの僅かでも、垣間見させていただいた、
あの自死遺族のためのワークショップの三月のある日のこと。

あの、のえが亡くなった年と同じ年だった彼女はどうしているかしら。
あの、あえて遺族ではなく、大切な人を亡くした「友人」に焦点を当てて、
活動を始めたところだった彼は、どうしているかしら。

ともかく。

この番組を通して、天国にいる人たちも繋がりますように。

そして、
天国にいる人たちと繋がりつづけたいと願う、この世に今も生かされている
私たちもまた、少しでも、少しずつでも、繋がっていきますように。

ありとあらゆるハードルをものともせずに。

2月18日午後 
            放映三日前に ケイコ




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