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ふと足元に深淵がのぞいて

ふと足元がおぼつかないかのようになり、
深淵がのぞいて見えるようで、
とてつもなく空しく…

そんな状態がやってきます。

今日は早朝から地元の恒例のフリマに行きました。
午後雨にたたられ、まあまあ売れたのもあり、
早めに帰ってきました。

寝不足を夕方寝て補いました。

五時半に目覚めて、真夜中のような、明け方のような、
自分が何時何分にいるのかわからないような、
そんな不思議な感覚にとらわれました。

その時はまだよかったのです。
あれこれ漂いながら、思いや考えを巡らしていましたから。

それが、夕飯時、何も片付けもしたくないし、
ただ出されたものを食べる態度で食べていて、
ヒデコのものをつまんだとき、
軽く怒られて、涙が出そうになりました。

まるで笑い話のようなことなのですが、
それからなんだか、なんともいえない空しさが突き上げてきました。

いいえ、それは夕がた五時半に起きた時にも襲った空しさだったかもしれません。
ただ、泣きそうなほどのものではなかっただけ。

今、私は三つの現実の間で、ぽこっと谷間に入ったような、
そんな感覚にとらえられています。

ひとつはキャラバンに向けて。
尼崎と堺と和歌山二か所の開催に向けて、
案内状を関西の人々に出さなくてはなりません。
25日は特別なイベントを組んだので、
そのことを早く知らせたい思いもあります。

その特別さと、のえのCDブックのようなものを出そうと動き出した計画は、
その作業へと一歩一歩向かいつつも、
時にその特別さゆえに、
足元をすくわれるような思いにもなるのかもしれません。

そして、三つめ。
日本語クラスのことです。

一年前に比べたら二割ほど安くした授業料。
これを続けて、募集をかけるとしたら、
以前から「プエンテの会」を応援してくれている人たちで、
とくに理解が深い人たちには、
ブラジル人の支援のためのカンパも募ろうかと思い始めています。

例の家族のうち三人を教えている、あの日系ブラジル人たちの授業が、
ついに三ヶ月目を過ぎて、四ヶ月目に入ろうとしている今、
「プエンテの会」が補助していることを彼らにそろそろ知らせなければ、
そういった時期に入っている、心理的な負担感も増しています。

そうして、19歳の娘が某協会に就職し、
三人ともこれで仕事を持ったのに、
それでもなお補助というか支援している現実に対して、
言うべきことを言うという、仕事がやっぱりどこかつらいのです。

それは、人を支援できるような状態ではないのに、
自分たちの生活が成り立たない中で、
支援と現実と生業をそれなり成立させなければならない、
そのことの負担感です。

三つ巴の息苦しさが、頭の毛が逆立つような、
足元のおぼつかなさとなり、
今生きていることの深淵をのぞかせてしまうのかもしれません。

この日系ブラジル人一家とは実に良い関係ができてきています。
可能なことは前より増えている実感もあります。
募集をかけるために、ポルトガル語のチラシを作る協力も
きっとしてくれることでしょう。

何よりも彼らが補助を受けて授業が成り立っていることも、
すぐに了解してくれることでしょう。

それでもなお、自分の生活がおぼつかない、
それなのに人を支えている、そのことが、今の私の状態含めて、
時にぐらりと来るのです。

キャラバンもしかり。

人と出会い、食べていくこと。

その一つ一つが突然深い空しさへとなぜ結びついていくのでしょうか。

それは生きるエネルギーへと届くはずのことなのですが。

こういうときは休むべきなのでしょうか。
でも、キャラバンの計画が回りだし、
のえのCDブック作りも伴走者と組んで動き出し、
日本語クラスはついに四ヶ月目に突入し、

もうとどまることはできないのです。

そして、深夜のように思えた夕がたの五時半、
深い思いが、
不意打ちのように足元をすくうのです。

私が知ってしまったこと、
私が見てしまったこと、
それを人々に伝えるとはどういうことなのでしょうか。

11月25日の特別なイベントの在り方も
しんしんと胸に迫ります。

たたずんでいます。
祈りながら。
充実感が空しさと裏腹になって、
共に身に迫ってくるその危うさにふるえながら。

おそらく、
そのことの価値を、
身を差し出して示す、そのことの価値を、
人にとり沙汰される、
人に割り振りさせられる、
人に値踏みされる、
そのことが身をどこかで切り刻むのかもしれません。

そうですか。

どうか、それだけ言って、親身になってください。


そうですか。それなら力になります。

どうか、それだけ言って、冒涜などしないでください。


おそらく今までになく安定した日々のただなかで、
私はプリーモ・レヴィの生涯を思い、
ぞっとします。

描けるのです。
意味は見えるのです。
語りさえできるのです。

しかしです。
それなのにです。

それを生きる力に変えるには、
一体今、何が必要なのでしょうか。

一人です。
あまりに一人です。
このことにおいて。
そしてそれに甘んじています。

二人で生きていて、
現実にはたくさんの良いことに囲まれていて、
新しいステップも踏み、
歩んでいるそんな日々に、

すくわれるのです。
生きていることの深淵に、
見てしまったことの深淵に。

どうかだましてください。
だましきれるものなら。

ケイコ




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| ベロ亭 | 00:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

かつて、素敵なイラストと共にキャラバンも組んでしていた、そんな時に残されたイラストを再利用させてもらってこそ、粋にもさりげなくもできた案内状なのです。心意気が伝わったとしたら嬉しいです。これからが肝心なのですが。

| ケイコ | 2009/11/07 01:12 | URL |

本日案内状が届きました。ありがとうございます。いつもながら、そして以前にも増して見やすくわかりやすく、さりげなく粋なデザインに感服です。内容はぐっと深まり濃くなって・・・これを企画し実行する、その心意気に脱帽。可能ならイベントの日に飛んでいきます。

| けろたん | 2009/11/06 21:09 | URL |















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