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山 越え 谷 を はいずり

今日は二つの課題の山をなんとか越えることに着手した。

はいずりまわる谷。

どうして、どうして、という疑問。

疑問さえつきはてた、淵の淵の淵。


一人の人に話を粛々と聞いてもらった。
耳傾けてくれる姿勢に今回も信頼を寄せた。
余計なオアイソも、注釈も、言い訳もないことがありがたい。
しんしんと胸の奥をもらせるのは、そんな姿勢のせいか。

はいずりまわる谷から、ほんのわずかに尾根へとさしかかった気がする。

それから、もう一つ。

一人の人に耳を傾けてもらった。
というより、耳を傾けさせた、といったほうがふさわしい。

自分らしい仕事を始めて半年になろうとしている現在、
それでも、
かかえきれない課題が私を取り囲みつつある。

けっして私の責任ではないから、と、やり過せる程度のこともあるけれど、
不透明な対象の不在が尾を引き、
胸に不透明な霧が立ち、それに包まれて、
目が見えなくなりそうになるのを、
なんとか食い止めているときも多い。

今日はそこまで不透明な課題ではなく、
明瞭な課題を明瞭な場所に行って、
明瞭なポストにいる人に聞いてもらった。

即座になにかにつながらなくとも、
話した、伝えた、という実感は、
胸の荷物を少しは下ろす効果はあるのかもしれない。

内面はつかみどころなく深く、現実は末広がりに大きく、
谷をはいずり、それでも山を二つ越えて、
帰宅してご飯を食べていると、電話がかかった。

「センセー、シゴト、やめなくていい。ダイジョウブ、ツヅケマス。
ライゲツ、またニホンゴ、センセーとはじめます」
あの素直でまっすぐで子どものような日系ブラジル人青年からの電話。

ここでも谷をはいずり、山をほとんど偶然のように、
運命をもてあそばれるように、いましばらくやりすごして、
ひととき越えることになった一人の声がある。

山越え、谷をはいずり、
谷をはいずり、
谷をはいずり、はいずりして、
声にならぬ声の傍らに、
寄り添う気配に支えられる。

とっくに声は散在しているというのに、
気づかれない声に寄り添おうとする自分の意思に
支えられつつ、支える現在。

谷をはいずり、はいずり、
なんとか二つの山、越えてみた今日。
どうにか尾根まではいずり出た今日。

深い、今まで見たこともないほど深い谷をはいずり、
はいずり、
なんとかしぼり出た、声の日。

何事もなかったかのように、淡々と
あたかも流暢に
マイノリティの小さき者たちの
明日をほんの少しだけつないだ声の日。

するとまた電話が鳴る。

寄り添いなおす者からの声。
それを聞くのは、私と共にある、いつもある声。

私は久々にまどろむ。
夏仕様になった我が家の畳の上で、
久々に過日の疲労を
どこまでも畳の上に投げ出して
まどろむ。





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