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こころを砕いたあとには

先週の木曜のミーティングで話したテーマの重大さに、
この火曜日からもう一度、毎日グループでは話し合っています。
でも、「はなしあう」ってなんなのでしょう。
日本語だと「はなす」とか「議論する」というのに重なるスペイン語はあります。
それにしても、日本語の「はなしあう」とはどんな思いや深さがこめられているのでしょうか。ただ、「お互いに」という意味合いがこめられるだけ、なんて答えがほしいわけではありません。

たぶん、それは相手が目の前にいる、そのことが自分の心の状態にとってなんらかのかかわりがあることを前提にしている文化から発した言葉のようにも思われます。

スペイン語でこころをくだいて話し合います。少なくとも二回か三回は、わたしのこころは大きく砕けたようにも思われます。ときには、不良先生のように、皆を無視して話し合いの場を離れたり、急に問題の核心である年長のリーダーの横に座って、つきはなすように語りかけたり。

「それはお互いの疑心暗鬼の問題ではすでになくて、このままこのグループをつづけること事体が大きな心配事になってしまったということよ」
「死ぬまでこのグループを続ける、ということがポジティブに響くならいいけど、なにかもうそれ以外によりどころがなくて、若いまだ右も左もわからない連中を巻き込んでいくのは、かなり罪なことにもなるのよ」

これらのことをスペイン語で、しかもこころをもくだいて語りかける。そして話し合いは続いていく。

わたしはいったい、ここで何者なのでしょうか。

昨日は、一人一人が改心でもしたかのように、私に語りかける言葉もありました。いつものミーティングのようには、メモもせず、録音もせず、ひたすら耳を傾けました。どうしてもわからないスペイン語だけ、聞きなおしたりもしました。理解してほしい一心で、彼らはいつになく、わかりやすく一言一言をかみしめて語っていました。わかりやすく直すときも、皆の知恵を総動員。直ちにわかりやすい言葉に変身していきます。

だからといって、わたしたちは何者なのでしょうか。

古い年季の入った机の一番大切な脚が欠けたら、その机は立っていられない。
そう一人か゛言えば、
新しい机を作ればいいでしょ、と私。
新しいのはすぐ壊れてしまうんだよ、ともう一人。

私の中にはいまだ、どんな確信も届いてきはしません。
彼らの気持ちが伝わる瞬間は、もちろんあります。
今まで絶対口にしなかったある事実を、とうとう私も口にしました。
貧しい中でがんばっている三人が、その言葉に身もだえしたのは必至です。

わたしもこころをくだいた。
そして、メンバーの何人かもたしかにこころをくだきはした。

その破片はどんなふうに、このグループの今と未来をつないでいくことができるのでしょうか。わたしにはいまだ、答えはありません。
ビーズのようなその破片を美しいネックレスに作り直す、
そんな技が今は必要なのでしょうか。
けっこう、もう傍らにはひそかに輝く破片たちが何かをささやいていたりもしそうではあるのですが。

今日は一週間ぶりに授業をします。私の授業そのものが、皆の心の支えでもあることを
昨夜の二人からの言葉からも知りました。

とにかく今日はクラスをします。このクラスがなんなのか、なんのためのものなのか、どこに向かっていくのか、それに少しでも耳傾けられるように。

深い痛みは、大きな希望の始まりであれば、そう傍らで誰かが語りかけます。

ケイコ






AUTHOR: Yu. DATE: 09/21/2007 06:54:49 ことばと文化、生きてきたあゆみのちがい・・・。そんななかでの「話し合い」・・・。
なんかいろんなことを想像してみては、わたしは自分の想像力の足りなさを感じたりします。うまい言葉がみつからないけど、そっとケイコさんのいまの場所を想うことにします。
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