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詩》  ある施設の仮予約を取り消した

詩》  ある施設の仮予約を取り消した

ある施設の仮予約を取り消した、メモには1か月前の10月16日。
「希望」をゆだねたリアルな刻一刻の証のような日付


丁寧に断り、丁寧な返事が返ってきた。
電話を切った、涙が止まらない、号泣した、半時間。

その前に、大阪のある方に電話した。
「希望」のおもみと意味合いを、
もう一度じっくりと練り直すための第一歩。
最近はお笑い調で話すようになっていたけれど、
今日はマジだった。
当たり前だ。

渋谷がなんだ、世田谷がなんだー。
それはそれで、日本という国が刻んだ一歩かもしれない。
しかしだ。誰も、誰一人も切り捨てない、そういう歩みの一歩か。
お手並み拝見とはいえ、
こちらの道筋も手順も見えるようにしなければ。

それには、急いてはむしろならない、と肝に銘じる。
肝に銘じたぶん、腹に来る。
「断腸の思い」がまさにあふれ出るように、
私の涙は止まらない。
ひとりで泣く。叫ぶ。
号泣する。

「リメンバー のえ ルーム」に入る。

「のえ、もう恵子ちゃん、疲れたよー。疲れたー」。

のえが静かに笑っていた。

「こいつ、ちゃんと生きているかなあ」。
のえの隣にいる、最初の、
のえのオリジナル楽曲の誕生にたちあった写真の人影に向って、
私は、のえに訊く。
「そうか、そうか、地上でもう終わった関係なんだから、
うちが知るわけないってそりゃあ、言うよなー」。

「そっちにまだ行ってたりしなきゃ、いいんだよ。
まあ、どっちでもしょうないかあ」。

希望がなくては生きていけない。
ハーヴェイ・ミルクはそう語りかけた。

私もそう語りかけ続けている。

希望がなくては…。
希望がなくては…。

ひとつの仮予約という「希望」を別の希望に切り替える。

切り替える、ということはこんなにも力の要ることなのだ。
もはや…。

もうひとつの予約のキャンセルは明日かあさってにしよう。
でなければ、私は倒れてしまいそうだ。

何もかもが遅すぎる?

いいや、そんなことはないさ。
いいや、そんなことはない。

…もう、うちのことはいいんだからさ。
 まあ、二人もうちがいなくなって7年もたって、
 すっかり年くっちゃったけどさ。
 うちはもういいんだからさ。
 遅すぎるってことはないんだからさ。…

のえの声がした。
したか。
本当にしたか。

何もかもが遅すぎる、と思わないためには、
多大なエネルギーがまたもや要る。
要る。
要る。

人々の戸惑いや畏れ、
予定や優先事項?
くるくる変わる、
心情や思いに可能な限りは添ってきたつもりだ。
可能な限りは…。

ああ、でも、遅すぎない、と思うためには、
思うためには、
遅すぎないという「希望」を持つためには…。

そうして、
私はまた今日という日の夕刻を知る。
夕刻をかみしめる。

1日が暮れていく。
また1日が。

のえ亡きあと、7年と1か月と2週間。

誰にも痛くもかゆくもない月日。
誰でも忘れても生きていかれる月日。

いや、かみしめている、
人知れずかみしめている、そんな人もいるか。

天から降りて来い。
希望よ。
希望よ。

そうして、私をまた立ち上がらせてくれ。

2015年11月13日午後4時

米谷恵子
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