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フランクル「それでも人生にイエスと言う」、石原吉郎「日常への強制」、ロズナー「光の軌跡」、ノイマン「カフカの恋人・ミレナ」を繰りフランクル「それでも人生にイエスと言う」、石原吉郎「日常への強制」、ロズナー「光の軌跡」、ノイマン「カフカの恋人・ミレナ」を繰り返し読み返す時間のはてに……ラーゲリ(強制収容所)を「人間として」体験した人たちの一字一句から立ち上がるもの返し読み返す時間のはてに……ラーゲリ(強制収容所)を「人間として」体験した人たちの一字一句から立ち上がるもの


フランクル「それでも人生にイエスと言う」、石原吉郎「日常への強制」、ロズナー「光の軌跡」、ノイマン「カフカの恋人・ミレナ」を繰り返し読み返す時間のはてに……ラーゲリ(強制収容所)を「人間として」体験した人たちの一字一句から立ち上がるもの

それは、
「大切な人を自死で喪うという体験に伴う、すさまじいストレスが、
時に、強制収容所の生還者を襲う壊滅的なストレスに匹敵する」
という引用句を補完するために必要な作業だった。


ということは、これを明らかにするということは、
日本中に、「魂の強制収容所」を生かされている人々が、
とてつもない数で存在しているという、
そのことを証明してしまうことになる。

「匹敵する」という文言は、ある引用の孫引きである。

おとといはフランクルを読んでいた。
ロズナーはとおに読破していた。
石原吉郎は、半年ほど前に、40数年ぶりに取り出した。
どんどんと、二十歳ころに読んだ記憶がよみがえる。

ノイマンの「カフカの恋人・ミレナ」については、
長田弘の「私の二十世紀図書館」の書評でめきめきと関心をもち、
そうだ、あったんだ、と突如思い出して、これも一年前に読んだ。

そして、今晩読み直した。

ありとあらゆる人間としての尊厳をはく奪された状況で、
それでも人間としての眼差しとか、
生きようとする意思、なにがそこで起きているか
伝えようとする意思、それらを持ち続けることで、
からくも生き延びて、なにがしかの「証言」を残した人々。

ベロ亭の孤立も、立場的におかれた疎外も、
よりいっそう相対化が深まる一字一句との遭遇。

庭では秋が深まっている。
ぼちぼち、いずれ風除室になる玄関先に、
寒さに弱い植物を避難させる。
もっと弱いのは、台所のサッシの中の棚にも。

どこか偶然読んだページに、
秋は疎外感をきわめていく…という一節があった。
いや、あれは新聞だったかな。

違う、「生と死の意味を求めて」というアンソロジーに、
ふっと垣間見たような気がする。
まずい、まずい、これから冬をのりきる風除室は、
とびきりのものにするのだから、
そんな表現に引き込まれないようにしよう、
そう思ったのだった。

英子は、二日間の小学校でのゲストティーチャーを、
なんとか終えた。それにしても、68歳という彼女が、
120人ほどの児童たちの作品に、
帰宅してからも丁寧にしかるべき手を
深夜まで数時間にわたって手を加えている、
そんな姿には、40年ともにいても敬服する。

キャラバンで出逢ったある小学校の先生から、
めぐりにめぐってきた仕事という側面もある。
そのもともとの先生は、のえのコンサートに来ていて、
のえのアールブリュットミュージックに、
彼女なりに触れたということもある。

私もそういう点では、
かろうじて、この地の空気とつながって、
息していると言えるのか。

最近、底冷えするように寒さを感じる。
からだにではない。こころに…。
冷静で、穏やかで、静寂で、
なんともない時間と空間のなかで、
秋の深まるマイガーデンで、
不意にそれはやってくる。

そして、二日間続けた早朝の朝飯つくりに起き上がるとき、
ふっと、世の「母親たち」の労苦がかさなって思われながらも、
その直前に、とてつもない深淵が囁いているのを感じる。

ともあれ、もう一度、草稿をまとめなおすための、
引用句はほぼ決まった。
深まる秋に追われているわけではないけれど、
また今年が過ぎてしまう、
そのことにはどこかで時間というものの、
容赦のなさを覚えている。

久々に英子がリコーダーの練習をする音色が。
そろそろお風呂に入ろうかな。

恵子
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| 出版という困難な旅路にて | 19:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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