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「プライバシー」と「秘密」と「嘘」のあいだにあるもの

「プライバシー」と「秘密」と「嘘」のあいだにあるもの
   
おととい、私たちの番組直後、あの東日本大震災の日にアップされたレズビアンの女性の人気ブログの二回にわたる連載を何度も読みこんだ。この期に及んで、彼女の番組の感想がいかに貴重かに行き着いたからだ。

レズビアン特化ブログなのに、彼女は「のえの死」を厳粛に丁寧にうけとめて、かなり適格に言葉を選んで、のえの自死を公共放送にのせた私たちの並大抵ではない、とてつもない痛みを伴った覚悟にも思いをはせている。

なにしろ、番組直後に、のえのブログの日記にいきつき、一気読み、朝方まで眠れなくなったというし、数日おいてまた、二回目止まらなくなったという人。自閉症スクくトラム障害にある人の生きづらさを、徹底的につきあったお子さんを通して知っている人。

レズビアンだという自分のことなどぶっとんで、「どんな美辞麗句も嘘もごまかしも通用しないけいこさん」という人を意識して書かれたという二回連載。一回目は、現在五十代というか熟年以降の性的マイノリティの背景を若い人が知らないことを補う意味もあって彼女の視点で歴史的に語る守備の良さ。

核心的な内容はさておき、ここまでまっとうな大人の女性があの番組にきちんと向き合って書いてくれたブログでの、コメント欄のやりとりで、最後にどうしてもひっかかったことがある。

「家族とは秘密をもつこと」と彼女がしめくくっているというか、ある種、運命論的に位置付けていること。

いやはや、あの番組で、「秘密にさせられている家族」を脱しようとしたことは彼女は尊重しているはずだけれど、そして、「この家族…ベロ亭には、まだまだいろいろ大変なことがありそう」とかさねて書かれていることに、ある種、まあそこまで想像力あるのねって敬服するところもあるのだけれど、でもね、まてよーまてよー、ってずっと思っていた、放送当時からの課題が、今日するするってひもとけるような感じで書き始めました。

秘密ってさ。「秘密の花園」なんて少女小説があるように、そもそもは美しいものなのよね。これ秘密なんだけどさ、あの人への贈り物なの、とかね。
ところが、最近ではこれが「機密」という意味に変わってきてしまった。
秘密保護法は、家族の大切な秘密を守る法律ではない。
あるいは、家族がしばられている秘密を開放する法律でもないのであるのであるのである。
とすると、家族の中の秘密も機密の部類。門外不出だな。

プライバシーと秘密が抵触する、なんてすさまじくもおぞましい時代が来てしまった。というより、自死の現実が補完し、準備していたともいえそう。

そもそも、秘密にさせられることで生きづらさが心を砕き、精神疾患にまで時にはなり、魂をこなごなにし、という見えない少数派の人たちのことを、秘密のままにしていてはだめなんだよなー。

そこにだよ。カミングアウトだのアウティングだのという概念がまた入り込む。これはだ。人権が確率しているお国でも、なかなか困難な課題だけれど…だってアウティングされた高校生がどんどん自殺したのを食い止めたのはアメリカの大統領オバマじゃないか。

いっぽうで、フクイみたいなところで、アウティングの概念をきちんとおさえると、まるでさ、緘口令をしいたみたいたになって、「SOTTO虹あゆみあい塾」なんて、砂上の楼閣だったのってくらいの、見えない見ない、見せないかのような集まりになってしまう。

いやいや、それなり翻案したり翻訳して言ってほしいのになあ。大事な会に行ったつもりがあるなら、その会に行ったと書かなくとも、「ある会で自分にとってとても大切な発見があった」とか、まあその種の表現で書けないのかなって思う。だって、準備、人への呼びかけ、会の進行、人の送り迎え、お子ちゃまの段取り、すべて考えて遂行したあげくに、その報告まで私の手にかかってしまって、九月二十二日からもう一か月否二か月近くたとうとしているときに、まだ考えて考えている私がいるのだからさ。

秘密をもつということは、嘘をつくということにもなる。

それは自死の現実を少しでもまともなまなざしで見ようとすれば、一目瞭然…ああ、言葉の矛盾だ…五里霧中なのは一目瞭然だ。

秘密をもつということは、嘘をつくということになる。

「偽装の家族」皆様お楽しみですか。
ええ、笑いに笑って楽しんでいるけれど、レズビアンマザーの登場で、笑えなくなっていますね。

プライバシーはカミングアウトに属する概念かと。
アウティングは秘密に近づく噂好きな人々の屁理屈かと。
嘘は、日本の「平和を守る」人の大好きな詭弁かと。

ああ、嘘で固められていく国家の国民であるということは、
マイノリティであるどころではない、
マイノリティがまっさきに脅かされる現実に直面するという、
パラドックスを生かされることになる。
バックラッシュすごいやろな。

世田谷区と渋谷区は先鞭を切った責任と使命ありますぜ。

男と女がいて子供がいて、同姓を名乗って、表札で「家族ー」って誇示してさ。それ見るのってさ、大嫌いなんだよなー。

これがバックラッシュ派のの正しき家族のありかただよね。

これを論破できるリアリティを持っているのは、
ベロ亭だけかと。
のえの事実をもってしても、私は誇り高く論破できます。

なぜなら、これを認めることは、
英子との40年のパートナーシップを、
5人の子供たちに勝手に育っていただいた日々を、
全否定されるにほかならないからであります。

世田谷や渋谷で証明書だかなんだか書類もらった人、
オランダか、ニューヨーク州か、フランスかスペインにいるつもりに、
簡単になってはだめなんだよねー。
とりあえず、おめでとさん、とは言いますけれど、
日本中が戸籍抜きのパートナーシップ制にならない限り、
異性愛者の「同姓になりたくないご夫婦」にも頭が上がらないんだからね。

そして、私たちの1980年代の、母子家庭に出る、
児童扶養手当改悪反対運動の風上にもおけないんだからね。
おいおい、知ってるの。
死別母子…今では父子も…には年金なんだよ。
離別や「未婚」…非婚!だと、
子どもさまに一人目それなり、二人目5000円、
3人目、今は3000円…昔は2000円、
なんだからね。

この極貧の延長に私たちベロ亭の「栄光」はあるのですぞ。
あこがれるのはけっこうですが、
そこから見て、やきもの買ってください。
陶芸教室、ゲストでやとってください。
大人の文章教室、やってあげますよー。
いつもお金、それもコイン数えて暮らす、
そんな現実からおさらばしたい。

でも、私たちの栄光とは切っても切れない金欠病。

あら、なぜ、嘘、ほんと、
秘密、機密、
プライバシーの話からこんなふうに発展?

それはですね。
いまでもあの悪名高き、
「未婚の母の調書」があるのを知ったことにも、
帰結するのです。

あの困窮の日々、
その調書を取られるしかなかった、
あの屈辱の1時間を人生から消したい。

そして、恩恵的ではない、
人権としての福祉が受けられるなら、
すぐにでも年金もらいたい。
私は無収入になって3年目。
細々と講演とかコラボとかはあるけれど、
経費で消えてしまう。

つまりです。

秘密がプライバシーにまで、
格上げされなければ、
福祉もへったくれもない。

私たちの栄光は、
生活保護以下の暮らしを、
英子が120人分の生徒さんの笑みにかえて、
早朝から深夜まで働いて、
体中こちこちになるまで働いて、
ささえて、ささえて、私はまだ出版に至らない、
そんな本の推敲に推敲を重ねている、
そんななかで、ようやくやって、
温泉に入ったり、ささやかな回転寿司に
ほんのひとときいやしを見出したり、
それだけぽっきりのなかで続いていくのです。

おーい、
家と車だけ守って、
夫婦同士、恩恵こそあっても、
無理強い、いやいやセックスして、
人権なんてひとかけらも対等にない世界では、
ぴかぴかの家とぴかぴかのお車ー。
それだけー。
現代の見えざる奴隷制度が、
人の魂を殺し、
秘密を秘密としつづける。
頑強に、執拗に、家の中の機密までつくる。

そうよ、そうじゃないか。
そうじゃないか、そうじゃないかあ。

やめてくれえ。

恵子

★だいぶ、元気になったというか、
SOTTO虹での闊達な文体を確立しつつあるようだな。

★それにしても、ドウセイと打つと、
同性
同棲
同姓
とさまようパソコンくん、ご苦労さんでした。
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| 人生の深遠から煌めく | 18:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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