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花は花であろうとしている



花ですら、こんなに花であろうとしている。

にもかかわらずか、だからか、人間は人間であろうとするのはもうやめようとしているのか。

くるくる変わる、カメレオンの彩りのように、人に染まり、人々に染まり、人の世は、もはや人間の顔をなくそうとしている。

深い闇がくっきりと浮かびあがる。

こころをくだいた爪痕にたたずみ、どこまでも紫色の大輪のクレマチスが西陽に透けるのを見張るかす。

闇も透かし彫りに見えるのに、微動だにせずに、闇はまた闇を背負う。背おられた闇が、周囲に爪痕を残す。

かくしてわたしの誠意は使い捨てられ、わたしのこころは一度ならず砕かれる。

70もの蕾が咲きどきを待機している。
わたしは一輪の西陽に頭を上げるクレマチスだ。

また咲く。
今日も明日も咲く。
たとえ、この世がひとりも人間であることをやめても、
今日も咲く。
春にも夏にも咲く。秋にも。

そして来年も。

花であろうとして散った花の輝きとともに、今日も咲く。
花は花であることをいかようにも放棄はしないから。

西陽が朝陽となってまた輝くのを知っているから。

ヒアカムズザサン

明日もクレマチスとともに聞こえる歌を聞く。

明日も今も。

ケイコ
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