PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

胸に冷たい風がいすわった、それでも『ラーゲリから来た遺書』読破

胸に冷たい風がいすわった、それでも『ラーゲリから来た遺書』読破


この冷たい風が胸の中心にどかんと居座るようになるとヤバイ。
これは、もはや、はっきりとした指標になっている。
自分の心、いや魂、ともかく精神が許容量をこえているバロメーター。

年末、今日から丁度二週間前、鍼灸院で診てもらった時は、
「胸、すーすーしてませんね。」、
「ええ、そこまでは…」と淡々と言ったのをよく憶えている。

すでに、それまでにもあれこれ心を砕くことはあったから、
今までと違って、ともあれ冷静な自分を、
体に触れれば、人の弱っているところから悪いところまで、
即判る女性鍼灸師の先生との慣れた会話の中で確認していた。
もう、あんな風が胸に吹くことはないんだなあ、とどこかで安堵していた。

体からの見立てとしては、心臓につながる部分みたいだ。
彼女は、いつものようにさりげなく、
体のどの部分がどの臓器につながっているか、
という説明を加えた。

…うん、そうだろうなあ。命削る感じは私の場合は心臓に来るんだな。…

昨日、午後、突然客人があった。
都会出身の、結婚して初めてエックス県を知った女性。

心身共に私もヒデコも二人とも、
ぎりぎりで刻一刻をキャラバンに向けている時だったから、
「やきものがほしい」と言っている割には、話したくてしょうがない人に、
半時間弱ほどで切り上げられるようにしたけれど、
やむなく集中して話もした。

間もなくして彼女は泣いていた。
ニコニコ仮面をかぶっていて、「生き甲斐探し」だとか、
あいまいなことを言われているよりは良かったけれど、
これ以上つきあったらこちらが持たないから、
きちんと切り上げた。

長い時間ではなかったけれど、彼女が帰ってから、
ものすごく疲れている自分がいた。
あれでよかったのかな、と思う自分もいた。
つまり、また、心を砕いていた。
(ばかな、突然訪ねて来た人にサー)

夜遅く、一昨日の晩に続いて、
キャラバンのための布や細かい道具や、
まあ、おきまりの準備のための、おそろしく細かい品々だけれど、
揃えようとして、手を出せなかった。
体が固まって、身動きひとつできなかった。
一昨日の晩は、なんとか印刷物を
…つまり今も生きている言葉たちを…、
準備することはできた。

20年前に出した印刷物を少し読んだ。
まるで成長していないと言えるほど変わってないとも言えるし、
まるで変わって、考えられないほど遠くまで歩いて来たようにも思った。

誰かに言われている言葉があった。
「あなたたちは、誰もが逃げるようなことを逃げないで生きているのね。」

やはりこのくらい以前のほうが、
皆が当たり前に、もう少し自分を掘り下げる言葉を持っていたのかな、と思った。
最近、ショージキ、ショージキと言われて辟易している。
わたしゃ、ショージキバアサンではないわい。
午後に突然来た人にも言われた。ははーん、だ。
はっきり言えばいいだろう。
自分が正直じゃないという気持ちをきちんと…。
だから、泣けたんだろ。
だから、泣けた彼女はあいたフタをどうしているんだろって、
私は彼女が去ってから、心を砕いたんだけれど…。

昨晩は、早めにベッドに行った。どうにも準備など手がつかなかった。

そして、読みかけの、『ラーゲリから来た遺書』辺見じゅん著、を読破した。
読み終わっても3時過ぎだったから、
そんなに遅くはないと少し安心した。

これほど、書き手と、被取材者と、
そうして、書き手がけっして逢えなかった主人公とを意識し、
筆致、構成、時代背景まで徹底的に瞬時に捉えて、
それでも、胸張り裂けて涙を流し、
なんて読み方をしたノンフィクションは、
私は今までになかったかもしれない。

いわば、私がどこまでやれているかを、この本の独自の物語に、
徹底的に入り込みながらも、私は検証もしていた。

この本の詳細は記さない。
ブログの読者への配慮のためにすることが、
結局は自分のためになることも多いけれど、
書く量が多くなることは今はエネルギーを裂くことだから…。

ただ、ラーゲリが、60万人の日本人を、1957年まで抑留していた、
ソ連邦の強制収容所だったことだけは記しておきたい。
ソ連の終戦直前の参戦で、日本の国策によって満州などの中国にいた日本人が、
収容された経緯くらいはみんな知っているよね。
要するに、日本の国策と、ソ連邦のその時代背景のはざまで犠牲になった人々。
中国では立派な侵略者で加害者でもあり、
ラーゲリでは考えられないほどの被害者となった人々

解説も、今、
日本社会で、まれなるノンフィクションの仕上げに向っている私には、
特に最後の九行は、直撃してくるものがあった。


おそらく、こういう作業にしか、今の私は向えないんだなあ。
キャラバンは無理。やっぱり無理。

胸に冷たい風が居座っている。
すーすー、すーすー吹いている。

ケイコ


ヒデコからのひと言。

その訪ね人は、私が3回ほどあっていたお客様でした。
私は関わる気は来る前から、そんな経過から言って、
ケイコちゃんと違う意味で、少しあったかな。
時間的には無理だったけれど…。
キャラバンの準備で、こんなに根詰めたのは数年ぶり。

今日は放心状態の私です。
二人で暮らして、二人で生きて、二人でイベントを打つ。
でも、歩みは余りにも違う私たち。
その分、消費するエネルーギーもかかるかもね。
ラーゲリから来た遺書は私も読んでみたいです。
スポンサーサイト

| 心底飛びきりのケイコ節 | 23:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://puentenokai.blog26.fc2.com/tb.php/1185-ad172f22

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。