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X県でもなく、F県でもなく福井県だよー「幸せすぎるおんなたち」出ちゃったんだあ

カテゴリーは、「映画・ドラマ・本より」にしたぞー。
本当のところはね。この地元のことをひとつのカテゴリーにして書きてえなあって思ってきた。
思ってきたなんてもんじゃあないぞ。
思い詰めて、思い詰めて、でも、考えると疲れるから、考えるのを放棄していた。
少なくともこのブログではね。

ええ、はっきり言います。
この県には、芯から芯から友達と言える人はいません。
いません。
いません。

私一人になったらどうしよ。
どうしょってのが、ものすごくコワーイ現実。リアルな現実。
ヒデコと二人で生きているから、暮らしているから、やってんだよなーって。

如才なく、周りに合わせてなんてできない私は、
日本のどこにいたってうまくなんてやれはしません。
そこで見えてきたことこそ、大事に大事にしてるんです。
殊勝にも、けなげにも…。うむふむ、うむふむ。

最近になってできつつある、県内在住の方々とのつながりに、
これでひびが入るかしらん。
いいえ、そんなことありえへん。あるわけない人しかつきあっておらんもんなあ。

訳のわからん日本語になってきました。

これは、この書物…ふふふふふ、あはははははは、
「幸せすぎるおんなたち」を知ってしまった予感と希望とおののきで震える、
そんな私の真実の表現です。
いやはや、「流星ひとつ」と同じで、読む前に小躍りしているぞー。

実は、私、けなげにも、殊勝にも、真剣にも、
誠実にも、真摯にも、ありったけの想像力と、
ありったけの自分自身の体験の客観的事実、主観的感覚を総動員して、
私めの執筆において、このX県の記述に悩み抜いているのであります。

ええいっ、なんだい。
私も書いてるんだぞー。
書いていたのに消したところなんだぞー。
なぜかって言ったら、編集者が短くしなされって言ったのもあるし、
元編集者の友達にすら、
「どうしてここまで書くんですか」って9月に、
福井県とのぎくしゃくを誠実に客観的に描いても言われたからです。


あああ、くやしい。くやしい。くやしいぞお。かなり。かなり。かなり。



おそらく、私はこの「幸せすぎるおんなたち」に驚くことはないだろうって、
予測できるだけに、予測できる自分がコワイ。コワイよー。
みんな読みながら、こわくなるみたいだけれど、
私はそんなところにはいませんから。


著者の雀野日名子さんって方が、ホラー作家ってのも、
そうなる必然性があったんではないかって妙に納得してしまう。
はい、福井県出身の方です。

昔から信じてもらえんかった。
私たちが住んでいるこの部落のことも、
この県内で起きている女性蔑視の数々も、
そう、自分のお金持っていない学校教師の女性もいましたよー。
キャラバンに来て、だから買い物ができない。

だって、家に全額お金を入れているからですよ。
これが女性の就業率日本一の現実。
これが貯蓄率日本一の現実だよん。
金は個々の楽しみのためなんかにない。
家を代々建て替え、車を買い換えるためだけにある…。

だから、いくらヒデコのやきものが気に入っても、
彼女は自分の意志で買い物ができひん。

ところが、そんなの序の口だい。
「総領娘」のあの友人は、
あの日本中を騒がせた「未婚の母」先生配転事件のさなかに倒れて、
ショウガイを持つ身になってから、
どんな親戚たちに囲まれて今も生きているのだろうか。
その直前まで、何とか家を出たいと思っていたというのにね。

いくら、人が自由を望んでも、私たちがムーブメントを渾身の力で生み出しても、
個人の力には限界があると肝に銘じた出来事だったっけナー。


ああ、あれもこれもこの土地でのことは、
考えるのがいやだから、
ベロ亭の敷地内にいる限りは忘れていることにしている。

でもねえ。
私も言われましたよ。
もはや、ホラーの世界にしてもいいわい。

「あんたが死んだからって、なんの罪もないわい。
おらんちの敷地に張った紐にひっかかって転んだんだからなあ」

耳を疑ったよね。
まあ、この話はとっくに落とし前はつけました。
区切りもついてます。だからここに書けます。
こう言ったおばあちゃんは今や天国で、
どうしてこうも自分のテリトリーにしがみついていたかも、
よくよく判ります。
私は私にこう言ったおばあちゃんのお通夜で、
唯一人号泣していた人間ですもん。はい。


上野千寿子の本だって、取り除くし、
反原発の表現の自由もしめつけてくるし、
なんだか勉強会もとりやめさせるし、なんて序の口だわい。

アマゾンの書評に今は二つ上がっている、
その二つ目にそのことが書かれていて、
そのことがまるで別世界のように書かれていて、
それそのものが目が点になるけれどさー。


そこで、ベロ亭が生きてきたんだぞって知ってんのか。
ベロ亭が何者かなんて、福井県民は本当は何もシランのですぞ。

という話を今日訪ねてきた女性二人にもしたんです。
私たちは、地元の人々の「あわれみ」の対象でした。
あわれんでもらわないといられないので、
その勘違いオーケーって、放置しておきました。

でも、どうもあわれんでいる対象ではないよーなーって、
今はお思いの方が増えてはいます。
だからって敬意ってのもないみたいだけどさー。


奇怪な県ですよ。間違いなく。
それをこのような形の書物にホラー作家がしたのは、
まあ、必然だったのでしょう。

著者はインタビューでこう言ってはります。
「この県内では、右へならえっいう空気に従わないと、血の凍る思いをする」とかなんとか。
「この県内では、右へならっていれば、なまぬるい良い思いを享受する」とかなんとか。

やっと、X県がデビューしたのね。本物に近い形で。
デフォルメしてるって声もあるけれど、
それはおそらくデフォルメじゃないと私は予感しています。

まあ、創作的デフォルメをしなければ、書けない面もあるやも。
でも、それが創作的意図的なものでなくとも、
そのまま怪奇的現実がまかりとおっているって知ってるもんね。


離婚訴訟の途中で変死した女の人の話、聞きました。
ストレスの余りの心臓発作。
葬儀では一家全員とても喜んでいたそうです。
彼女にかけた保険金は入るし、
良かった良かったでしょ。


あの池もこの池も、かつてヨメたちが飛び込んだってさ。
あの峠は、かつて「ヨメ転ばし」って呼ばれたってさ。


どっかの歴史の教科書の話でもなく、
どっかの民俗学の話でもないのですぞー。

それでも、私たちはこの部落のお葬式の、
死者の出たおうちの台所のまかないにも入ってきました。
はいってきたんですって書かないとすまない。
今度の本でも書きたい。
だって、私たちなりに必死に溶け込んできた。


そして、仲の良いおばあちゃんに、
「あんたらは、どこのフウフよりもキョウダイよりも濃いのう」と
言わしめるに至った。
そこには涙ぐましい、けなげな、でもほほえましくもあるお話もあるんです。
あるんですよ。


1980年代に私がそれこそ「80年代」って雑誌に書いたエッセイのタイトル。

「北陸トンネルはタイムトンネルか」。


あの頃、私は自分の思っていることが妄想か何かではないかと思いたいほどでした。
男中心の家社会収容所に皆さん、満足げにおさまっている。
不思議で不思議でならなかった。


あああ、こんなにここに書いて、
どうなるんだろう。明日からここで生きて行かれるかな。

うむうむ、時代は変わったんだ。
こんな本も出る時代なんだ。

よっしゃあ。
それなら、読者の方々、Yahooで検索してみてください。

おすすめは、次の二つ。

★講談社Book倶楽部「幸せすぎるおんなたち」
 これには、著者のインタビューもついているから読みであるよ。
http://bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/happiness/

★「幸せすぎるおんなたち」あっぱれな空とてんとうむし
 これは、福井県民の女性のブログです。
 福井弁で書かれたこの本への思い。爆笑しながらぞっとしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/shang_mei_703/10455118.html?from=relatedCat

ああ、ここまで書いて、私は明日、福井県の土地の上で、生きていられるかしらん。
生きているぞー。

そして、この書物との統一をねらって、
「明治県」から「E県」へと変更をかさねた私の執筆中の表記を、
そう、
「X県」に最終的に変更する案も検討事項に加わりました。


いやはや、一時浮上していたんです。
「X県」っていう表記がね。
でもこれってバツにも見えるんじゃないかしらんって、
控えたんですが。

私の著書は、ホラーではないし、
私はホラー作家としてやっていく気はないので、
よくよく検討しなければなりませんねえ。

また、考えることが増えた割には、興奮気味の今夜でした。


見てね。
検索してね。
私だけが勝手に興奮していると勘違いしないためにも。


で、興奮できないとしたら、
きっと、あなたはきわめて幸せな、日本を生きているってことよー。

ふふんだ。


ケイコ
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| 映画・ドラマ・本より | 02:19 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

KAGEさん。
この本、買わなくてもいいですよ。この県や、この種の県民性に代表される「日本」という、人々を幸せにしないために、「最大の幸せ」を演出するシステムを、言葉の表現で書いたには違いありません。
それなりの文章力、構成力に関心する部分もありましたが、私にはもちろんこわくも新しくもありませんでした。
しかし、こういう本が出て、あやまって勘違いして、地方に「夢とあこがれ」を抱いて移住する被害者を少しは減らす効果はあるのかもしれません。
エンタメとしてはよくできていますし、一気に読めますが、特別に興味がない人は知らなくともいいのかも…。
でも、本当はこういう地方があることを、東京生まれ育ちの人々が知る方がいいのかもれませんけどね。
哀しいだけでした。「悲しい」ではなく「哀しい」。
無知の哀しさとは、心の貧しさともおきかえられる、そんな哀しさ。
精神衛生にはけっしてよくはありません。

| ケイコ | 2013/11/13 14:23 | URL |

KAGEさん。やはり、本は購入されたらいいと思いますよ。今日、届いて読み始めて、六話のうちの三話まで精読、あとは飛ばし読み。まだ精読しますが、これはなかなかの小説と思います。地方の奇々怪々がわからない人には伝わらないかもしれないけれど、その深層を描く手法はなかなか巧みです。そんなに高くないし、エンターテインメイント文学としても楽しめる。文章の構成力など、私には勉強になっている。こわさをどう処理しているかなどね。

| ケイコ | 2013/11/13 00:31 | URL |

KAGAさん。私のノリが移ったみたいな調子ですね。明日、アマゾンで家に、先日申し込み手続きをミスした「流星ひとつ」と共に届きます。買ったらいいものかどうか、このコメント欄でおおよそ報告しますね。お金払うんだから…。

拍手の欄に最近書き込みいただいているKさん。最後の「ふふんだ」に救われたってのが嬉しいです。時々、「飛びきりのケイコ節」ってカテゴリーもあるんですが、この日記もそれに入れるべきだったかも。

ところで、日本中同じとも言えるけれど、福井県独特の均質性と同調圧力については、福井生まれ育ちの方々は、ほぼ意識できないのだと残念ながら思っています。
同じ地方でも、富山と静岡両方に住んだ方と最近話して、率直に言って日本海側の度しがたさってありますよね、ってツーカーで通じました。
ちょっと変わった面白い人、ではすまない。血の凍るような扱いを受けるのが普通になる。そんな福井体験が、実は山のようにあります。
それでも、Kさんが先日来てくれたこと、それが「あわれみ」ではなく、心からの思いであること、かけがえのない大きなことなんだ、という思いは変わりようがありません。
このような「毒舌」ブログを真剣に読んでくださっていることを、心から感謝しています。

| ケイコ | 2013/11/12 04:19 | URL |

う・・この著者いくつやろ?興味あります。買うたろか・・・

| KAGE | 2013/11/12 00:21 | URL |















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