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改めて、レズビアンマザーが家族を亡くすということ

6月の末日、東京のLGBTのための自死遺族の会に出た。
主催者の青年を含み、たった4人の分かち合いの会だった。

真ん中にぬいぐるみを置き、
話したい人が、その犬のぬいぐるみを膝に置き話す。

話したくない人は、話さなくともいい。

親を亡くした二人、友人を亡くした一人、子どもを亡くした一人。
ぼつぼつと話す。
そこで話されたことは、ここには書けないことになっている。

どこに行っても話せないことを
犬を膝において、やっと話すことができた。
とても、優しく、深く、静かな厳粛な時間だった。
こんな震えるような時間を、想像できますか?

私自身の娘への思いはもちろん、
ケイコの気持ちをも、パートナーとしてくみ取れる事も話せた。

東京の会を、計画してくれたTさんありがとう。
私も、セクシャルマイノリティとして、こうした分かち合いの会に
出たのは初めてだ。

当たり前だ。
こういう会が、日本で初めてもたれたのだから。

のえを亡くしたってことは、娘を亡くしたという、単純な事ではない。
ケイコの産んだ子で、私とケイコはカップルで、
二人の子の5人のうちの一人が亡くなったことになる。
わかりにくいなら
男女のカップルが再婚して、
連れ子が自死した場合に置き換えて考えてもいい。

ベロ亭は、レズビアンマザーズの作る家族だ。
それなのに、8月4日のケイコのブログにあるように
私は、姉から「ヒデコはひどい目に遭った」と言われてしまった。
婦婦(ふふ)であることが認められていないからだ。

だから、こうした会に出た。
それまで、大阪の普通の自死遺族の分かち合いの会に出ても
自分の、婦婦(ふふ)としての思いを語れたことはない。

自死遺族や、自死者の友人が、どんなふうに死者と向き合うか、
コレも、人それぞれで、相当違う。

ショックの余り、自分の感情を無くしたような人もいるかもしれない。
自死に対しての思い方は差がある。

自死は絶対許せないのか。
自死へと追い詰められるプロセスが
どんな苦しみの中で、始まってしまうのか
その人との人間関係は、どんなだったのか。
親、子、兄弟、恋人、友達、まだまだある。

悲しみの形態も、死者との向き合い方で、それぞれ違う。
多くの場合、自責の念で、何度も何度も繰り返し同じことを苦しむ。

大切な人を亡くしても、
亡くなった人が生きていた間の
いい思い出も沢山あるのだが。

今日私の、姉からメールが来て思った。

彼女は、子を亡くしたマザーの思いが相変わらず判らない。
ケイコを、ここまで理解しないのかと驚いた。
79歳とはいえ、私を思うばかりに
自分の不安を、おしつけてくる。
ケイコといる私がかわいそうだという。

どこの夫婦に、他人が、自分の不安を押しつけて
パートナーを理解しないで、いきなりかわいそうというだろうか。

彼女は、癌の再発で、明日から入院だが。

先の参議院選挙に出た田口まゆさんが、
自死遺族への社会からの攻撃と闘い
立候補したのだが、
なかなか、遺された人間に起こる事は
理解されない。
それは、誰も言わないからだ。

私は、福井に、「憲法と現代問題を考える会」に
時々いっている。
田口さんが、子ども時代、学校で
お父さんが自死されたことを、クラスで謝らされたことが
人生の最大の傷になっていることを私が話したら
どうして、謝らされたか判らないと、会で話題になった。

このタブーは、社会を考えているこうした会でも知らされていないしピント来ない。
ただただ、どうしてどうしての連発だ。


ケイコが、のえの生と死に向き合って、
本を書く作業にもう3年以上かかっている。
家族とも話が煮詰まり、いよいよ、ラストに入っている。
おそらく日本で、誰も書かなかったタブーに
哲学的な領域まではいって、挑戦している。

ケイコの不断の努力は
心身の限界に達することがある。
そこまでーって、そばで思うこともあるが
ケイコはそこまでやらないと、伝わらないと
のえ亡き後の、この5年近くに経験してしまっている。

姉は、長い間社会問題に人生をかけてきた人だ。
そんな彼女でさえ、見えない最後の人権、
セクシャルマイノリティ、そして
人が、語らなかった自死とその家族と自分自身。

こういった本を、世に出すんです。
ホントに出すんですかね。

身近な人間からのこんなひどいトンチンカンなメールが来て
私は、芯から怒りで震えた。
私には、比較的話しやすい姉のはずが。

朝になってしまった、
今日はここまででお休みなさい。

ヒデコ
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| 自死を語るタブーを考える | 03:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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