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ゼラニウムは白がいい



今日の花はゼラニウム。

昨夜は一生懸命水やりした後に、大雨だったので、
なーんだ、なんて少し拍子抜けします。
でも、いいんです。ここまで暑い日が続いているので、
花々はシャワーを浴びてよろこぶのは間違いなし。

なぜ、今日の花はゼラニウムかというと、
いつもクスコのツパクアマル広場の花の日曜市で、
白いゼラニウムだけを十数個並べて売っていた
そんなお兄さんがいたことを思い出すからです。

彼はいつも読書していました。
全くこびたところのない深いまなざしをしている人でした。
そうだな。三十代後半くらいかな。

ペルー人は老けていたりもするから、もっと若かったかも。

彼はまだあの広場で白いゼラニウムを売っているのかしら。

買いたいと思う人だけ声かけてね…
って感じで、ひたすら読書。
ものすごく静謐な落ち着きをたずさえていた人でした。

メスティーソのやや浅黒い肌、
深い黒目が人の心の中まで射貫きそうです。
私も一瞬、彼のまなざしの中に入っていきました。

それでも、私は買い物客にすぎませんでした。

私のあの日々、
白いゼラニウムはクスコでのシビアな活動を、
なぐさめ、はげましました。

なぜか、白だけ。

ところが私の行きつけの園芸専門店には、
白だけってのはなくて、白に近いピンクだったりなのです。
赤いのはありますよ。

そして、性質が判ってしまうと、
ゼラニウムほど育てやすく、増やしやすく、
その生命力によって立っていても、
許してくれる、そんな花はあまりないかもしれません。

夏も平気。冬も雪や霜にあたらなければ平気。
ガラス戸の中で平気のへいざで咲いています。

少し早く外に出しすぎて花芽が全部やられても、
その二ヶ月後には見事に復活した花が咲きました。

写真は、それから二回くらい巡った花の開いた様子です。
赤いのも隣にあるけれどね。

ゼラニウムは軒下に置きます。
乾燥を好むけれど、水やりもそれなり欠かせません。

昨日、10年前に購入した園芸百科みたいな本を手にし、
もうかなりなことを自然とマスターしていることに気づきました。

前は、うむうむ、難しいもんだな、なんて読んでいましたが。

庭には花、ハーブ、まあすごいもんです。
誰よりも自分のために育ててています。
喜んでくれる人の訪問はうれしいけれど、
咲いているのが当たり前かのような、なーんにも花のことを言わない、
そんな人たちの訪問は、ガーデナーとしては、
ちっともうれしくありません。

いやいや、別の楽しみはあるんですけどね。

ぼちぼち庭仕事というか、花を植え始めたのは、
1997年のことでした。
人の誕生にかかわる臓器の摘出手術を受けた後。

それから私たちはどんどん南米へと行き続けました。

だから、行く前に咲きそうになっている花に、
いちばんきれいな時を見られなくてごめんね…と言って行きました。

帰宅すると、丹精を込めた花々はみな枯れていました。

それでもめげませんでした。

本格的に、そういよいよ本格的になったのは、
ここ数年です。

正直に申し上げると、のえが亡くなってからです。

のえのそばには、枯れてしまう切り花はもはや飾ることは、
ほとんどありませんが、
この庭の花々は、のえへと咲かせているのだと、
数日前、田口まゆさんの応援のブログを書いたある日、
ふっと気づきました。

のえ。
のえならこの庭を見てどう言うの?

あんまりそれらしくて、もっと荒れていた方がいいよ、なんてね。

けっこう荒れているよ。
そして、つよーい、たくましい奴しか、最近は植えないから、
なかなかマニアックになってきたから、
行きつけの園芸店の店員も微妙な顔つきをして、
私の質問や、花が咲いた感動にこたえたりもします。

こういう時に、
なんで一緒によろこんでくれないのかな、と思います。

安めの花を最大限大きく育てて、
最初の値段の百倍くらいの…値段も!!…花にしてしまう、
そんなガーデナーは商売の邪魔なのでしょうか。

いやいや、だからこそ、
もっと相談にのってよね。

もう一軒、あるホームセンターのお姉さんで、
ものすごく詳しい人がいるのよね。
そこは売れ残りがほとんど傷んでいなくとも、
やすーくなるときがあるから、買いに行くときも。

でも、そのお姉さんも、少しいやな顔をし始めました。

いつもこの人、安いのしか買わへんなあ、
という表情が顔に出始めました。

まあ、つきあってください。

それでも、私は花の正面も自然と判っていたし、
不等辺三角形に並べるなんて自然としていたし、
水が大目がいい植物と、乾燥が好みのものも判っていたし、
でも、まだまだ知らないことがあるので、
日夜、花の表情とにらめっこです。

お前、うむ、大丈夫かな。
そろそろ下の方、刈り込んでほしい??
むれてきちゃったもんなあ、
なんてお話しています。

上記の事柄は、最近古本でやすーく購入した、
「ものぐさガーデニング」からの引用です。

そう、宿根草に限るのよね。
あとは、その季節に旺盛なのは、
パンジーからトレニア、などなど一年草も楽しみます。

ツパクアマル広場のお兄さん、
まだあの白い立派な、背の高いゼラニウムを、
日曜ごとに並べていますか。

いつかまたあの広場に立てたなら、
まっさきにあなたのゼラニウムを見たい。

日本のここの日差しと雨と光の中でのゼラニウムと、
あの乾いて薄い空気と、確かな日差しと、
突然のスコールみたいな雨にさらされたゼラニウムと、
その違いがどこにあるのか見てみたい。

違いなんて何もなかったら面白いかも。


そして、ついでに、
というより、これがメインなんだけれど、
どうして白い、白いゼラニウムだけなんですか、
って聞いてみたい。

案外、最初に植えたのがそうだったから、
増やしつづけただけ、なんて答えるかも。

案外、もう違う色のも並べているかも。

それでも、私の目の奥には、
あのお兄さんの静謐なまなざしと共に、
今も白いゼラニウムが並んで映ります。

花シリーズ。
本当はどんどんアップしたいんですが、
なかなかです。

私の今の生き甲斐です。
これで執筆が続けていられる。
体力もつけた。

私の日々を支える花とピアノ。

ええっ、どこの奥様かお嬢様って言われちゃうかな。

たまにヒデコに言われてます。

でも、アルコール依存にもギャンブル依存にも、
薬物依存にも、ならない私は、
少しくらい、花依存はいいんでは…。

ねえ、そう思いませんか。

そうして、見て、きれいだねって、
喜んでくれる人がいたらもっと嬉しいだろうな。

ガーデニングには難しいこの夏の暑さ。
でも、着々と日々の手入れは怠っていません。

ケイコ
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| シリーズ花 | 15:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

あれ、ゼラニウムは南米産ではなかったのかな。
アフリカかしら…。
白はいくらでもありますよ。
日本ではピンクとか赤が多いけれど、微妙な色合いのもいろいろあるし…。
シクラメンは私はどっちかというと苦手。湿気と乾燥の加減が難しいからね。

| ケイコ | 2013/07/24 22:59 | URL |

ゼラニウムに白があるなんて知らなかったです。「星の王子様」にゼラニウム出てくるけど、南米にもあるんですね。うちは庭がないからもっぱら鉢になるんですが、今年誕生日にもらったミニシクラメンが、なんとこの夏咲いてます。日本では休眠期らしいんですが。珍しくうまくいっているので嬉しい。

| KAGA | 2013/07/24 22:24 | URL |















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