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わたしの永瀬清子さん……起てよお前は朽葉でない

魂の心棒がゆらぐ。今日、朝方眠ろうとして、やっぱり何冊かの本を手に取った。

魂の心棒がゆらいだ時には、永瀬さんのやさしく厳しい叱咤激励しかありはしない。

わたしは2010年の3月23日の「のえルーム」の録音の書き起こしと、
サナエとカラと、あるのえの音楽仲間の新たな聞き取りのメモとに困惑もし、
混乱もし、もう一度、ジグゾーパズルの絵の描き方をたどりなおす。

できそうだ。こうすれば、この絵はできそうだ。

眠る前に、久々に手に取った永瀬さんの詩の余りになじんだ言葉の叱咤。


 起てよお前は朽葉ではない

 起てよお前は朽葉ではない
 地中にお前の白い髭根を
 光のようにさし伸せよ。
 遠山に雪の消えゆくままに
 流れだせよほとばしれ。
 世の中にはいまやお前の歌がいるぞ。

 自分のことで悲しむ前に
 お前の翅に気がつけよ。
 お前の翅に気がつけよ。


わたしが生まれる前の、1941年から46年の間に書かれたものだ。

彼女が抱いている悲しみと全く同じではないかもしれない。
でも。
でも、彼女の悲しみもまた、相当深く大きく、どしがたく、
彼女を支配していたのだと思う。
だからこそ、支配させなかったのだと思う。


『続・永瀬清子詩集』についていたリーフレットのようなものを見つけて、
全くわたしと同じような気持ちで、永瀬さんの事を感じている、
ある詩人の文章にまたまた食い入った。

うん、わたしも四回会わせていただいている。
本当に偉い人って、こんなに謙虚でやさしくて自然で、きっぱりしていて、
なんでもないんだなって、それはおそろしいほどの事で、
わたしはだから、まだまだ詩をあきらめてはいない。
だから…。

寝入って、3時間とたたないうちに、
詩の言葉がふってきた。
わたしの脳と心と魂が一致した深い水脈から、
今書いている本を収束させるべく、
ありえないほど真摯に、
ありえないほど自然に、
言葉は降ってきた。

若いときだったら、立ち上がって書き留めていたかもしれない。
でも、ここで立ち上がったら体にさしつかえる。
保留にするもったいなさを感じながら、わたしは眠剤をのんだ。
トイレに立った。
まだ、言葉は降っていた。
やがて、意識は消えていたけれど。

のえは数々の居場所を自ら得たり、
必然的に得たり、いろいろしてきたけれど、
最後の最後に居場所がなかった事が身に迫ってくる、
そんなつらい記述が始まりつつある。

どう、それを表現するか。
むしろ、詩人としてのわたしの出番なのだ。

そう。


起てよお前は朽葉ではない
自分のことで悲しむ前に
お前の翅に気がつけよ。



あと数時間で、のえの生誕42年のその日がやってくる。




世の中にはいまやお前の歌がいるぞ。





のえ、聴いている??

ケイコ



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