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≪詩≫ 人生の句読点

昨日は晴れていて、
庭の花の世話をして、
ひととき自分を取り戻した。
体は疲れて夕方寝入ったけれど、
晴れた空のような自分に戻りつつあるような、
そんな「錯覚」におちいっていた。

今日は、打って変わって「低気圧」の雨の日。
気分がおもい。
体がだるい。
心がふるえる。
魂がひびわれそうなのを感じる。

ある人の送別会にメッセージを送る。
ひとつの人生の句読点が、
ここでも打たれようとしていて、
それに伴って、
いくつかの人生もまた、句読点を打とうとしている、
メッセージを受け取った人は、
そうこたえてきてくれた。

人生の句読点。

人生の節目。

人生の岐路。

私はかかえきれない不安と、悲しみと、畏れで、
めまいがするような感覚にとらえられている。

ルーマニア出身でドイツ在住、
ドイツ語で書いた作品で知られた女性作家、
ヘルタ・ミューラーの、3年前の新聞記事をまた読み返す。

似ている。シンボルスカの立っている位置に似ている。
ただ、表現のありかたは相当違いそうだ。
購入を控えてきたから、読んではいないが、
ずうっと気にはなっている。

ノーベル賞の受賞に彼女も戸惑いを隠さない。
シンボルスカのように。
そして、彼女も同じようなことばを受賞の報の第一声でもらす。

「わたしはわたし。なにも変わらない。」

そう、わたしはわたし。なにも変わらない。

たかが、公共放送の番組に一年余りふりまわされたからといって、
なにほどのことがあるのか。
わたしの痛みも悲しみも、
減るどころか、
いっそう増幅するように、
さまざまな痛みや悼み、
悲しみやつらさと、
共鳴するように、
相乗していくように思える。

変わった、とも思う。
変わらない、とも思う。

なにに向けて、それなら、どう残された人生を使っていきべきなのか。
なにに向けて、それなら、どう遺されて生きている時間を、
生かしていくべきなのか。

変わらない。
変わった。
変わらない。
変わった。

やっぱり、なにも変わらない。

わたしはわたし。なにも変わらない。

圧殺された時間と歴史。

全体主義の国ほどではないように見えて、
わたしたちの住む国では、
じわじわと、まるで「まわた」と見せかけて、
人々の魂が殺されていく。

大飯原発再稼働??

いったいなんのことなのか。
この期に及んで、いったいなんのことなのか。
生きていてこその人生ではなかったのか。
生きていてこその、お金じゃあなかったのか。

人生の句読点を打とうとするこのとき、
日本の政治と歴史はみにくく、
見るべきものすらないかのように、
人類の大きな終止符のような点を打つ。

この世は生きるに値しないとでもいう、こたえを出したがっているかのように。

しかしながら、
それにしても、
わたしの人生の句読点は、どう打つというのか。

娘の唄声が、その位置をさがしている。
誰のものでもないその声が、その向かう先をさがしている。

はやくさがせと促す。

わたしはどう、この人生の句読点をいま、打つのか。
打とうとしているのか。

こたえは、きっとわたしの中で鳴りはじめる。
こたえは、きっとわたしの中にある。

どうしたって、
わたしがわたしであることから、
一歩だって動けない以上。

人生の句読点。
岐路。

終わりと始まり。

始めるために、終えること。

始まるように、ゆるやかに、ただちに、
ヒトゴトのように、自分自身まるごとのように、
すべてをすみやかに、
まるでなにごともなかったかのように、
終えること。

終わりと始まり。

始まりと終わり。

句読点の打ち方に苦労なんかしないのに、
いまというとき、
生きている時間の、
句読点の打ち方に途方に暮れる。


すみやかに。
なにごともなかったかのように。

終わりは終わり。

始まりは始まり。


ケイコ      2012年6月10日午前1時

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| 詩の世界から | 01:12 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

僕は、凄く落ち込むことがある。

そんなときは、いつも家族の顔をおもいだす。

母を思い出す。兄弟を思い出す。

そして最近、ケイコさんを思い出す。

ケイコさんの、ちいさな背中を思い出す。

ラジカセの前で、あしもと聴かせてくれた。

ボリュームをしぼる、背中思い出す。

もしこの世でもっとも弱い人が居るのなら、

僕はそんな人を助けたい。

| ごう | 2012/06/10 23:57 | URL |















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