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2005年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2006年02月

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フスティノさんに電話

数日前に、フスティノさんに国際電話を入れた。
ショッピングセンターの両替店で仕事をしているところだった。

「あつ、せんせー!」
少年のように高い声が返ってきた。

「クラスは今どこでしていますか。」
ずっと訊きたかった質問をした。
「引っ越しました。」
滑らかな日本語が返ってきた。
「どうしてですか」
「ベルタさんがあそこを使います。」
奥さんがどうやら、今まで教室だった場所を
商売か何かに使うことになったらしかった。

「エレーナさんのうちで、大丈夫です。もうすぐもっと広いところに、エレーナさんは、
引っ越しますから。」
エレーナは、グループがんばろうのメンバーのお姉さんみたいな存在だ。
自分の場所を提供するという形で、教室の窮地を切り抜けているようだった。

それから、日本滞在中に感じた日本の印象などまとめた、文章を書くという約束の念を押した。フスティノさんはすっかり忘れているようだった。
「今まで忙しかったから、書けませんでした。書いて、送ります。」
この作文は、スペイン語でいいことにしていた。率直に思いのままに、日本批判も含めて書ければいいと思ったからだ。

電話を切ってから、急に心配になった。この夏、クスコに行く予定にしているが、私たち二人は、いったいどこに住むことになるのだろうか。
今までは、教室は建設中のホテルの二階の広い一角、私たちの部屋は四階の二部屋を使わせてもらっていて、階段の上り下りだけで、教室との行き来が可能だった。
しかも、新たに私たちの居所として部屋でも家でも借りるとすれば、費用はよりかさむことになる。

ゆっくり考えなければならない課題だ。
もちろん、私たちの私物などは無事、保管してあるとのことだった。





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